たくさん持つより、これがあればいいと言い切れる一脚を。キュレーターの選ぶ目は、晩酌の器にこそ生きてきます。今回は最後まで残したい2脚をご紹介します。


松徳硝子 うすはり タンブラー

松徳硝子 うすはり タンブラー
口元の感覚がふっと消える、吹きガラスの一脚。

口に当てた感触が消えてしまうほど繊細な、職人の吹きガラス。電球づくりで培われた技が、この透けるような薄さを生んでいます。器の数をそぎ落としたいキュレーターには、あれこれ揃えるより、これ一脚で十分と思える満足感があるはず。ビールでも、ハイボールでも、注ぐお酒の表情をそのまま映し出してくれます。手にしたときの軽さも、毎日の一杯をきっと心地よくしてくれます。


ボルミオリ・ロッコ ボデガ グラス

ボルミオリ・ロッコ ボデガ グラス
重ねてしまえる、毎日の頼れる一脚。

対照的に、こちらは何でも受け止めてくれる懐の広さが魅力。強化ガラスで丈夫、重ねて収納できるから棚も散らかりません。お酒だけでなく、水も、食後のデザートも一脚でこなしてくれます。役割をひとつにまとめて持ち物を減らしたいキュレーターの発想に、ぴたりとはまる相棒。普段づかいの安心感が、暮らしを身軽にしてくれます。