ベッドに入っても、なかなか頭が休まらない夜がある。
特に何かあったわけではなく、ただ脳がまだ昼の温度のままで、止まる気配がない。
そういう違和感の正体は、案外、寝室の手前の部屋の明るさにある。
ある人は、特別なことを何も足さずに、夜のリビングの照明を「いつもより1段階だけ」暗くした。
それだけで、寝つきが穏やかに整っていったという話を、自分のメモに書き残していた。
違和感を、違和感のまま放置しない
帰宅して、昼間と同じ明るさのまま夜を過ごしている家は多い。
玄関、キッチン、リビング。
すべての電気を満タンにつけた状態で、夕飯を食べ、テレビを見て、そのまま寝室に向かう。
本人は「ふつう」だと感じているが、体のほうは「まだ昼か」と勘違いしている。
寝つきが悪い夜、布団の中で原因を探そうとすると、たいてい「考えごとのせい」「カフェインのせい」と決めつけて終わる。
しかし、毎日繰り返している光の量という条件は、なかなか疑いの対象にならない。

